手のひらのかゆみ4つの原因と自分で出来る対処法

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最近無性に手のひらがかゆい。何かの病気だろうか?とお悩みではございませんか?

今まで手のひらがかゆくなることなんてなかったのに急にかゆくなると心配になりますよね。手のひらが痒くなるのは季節的な乾燥によるかゆみや、水仕事による主婦湿疹などいくつか原因が考えられます。

今日は手のひらがかゆくなる4つの原因と対処方法をご紹介します。

手のひらがかゆくなる原因①:乾燥

手のひらがかゆくなる原因の一つに「乾燥」が考えられます。手の皮膚には他の部分と違い、皮脂を分泌する毛包や皮脂腺がなく汗腺から出る水分だけで手の乾燥を防いでいます。そのため食器洗いなどの水仕事や衣類や紙に触れ続けることでどんどん皮脂が奪われて乾燥しやすくなり、特に冬は室温を上げるために暖房器具を使うので空気が乾燥し、皮膚の水分もどんどん奪われてしまいます。

手が乾燥すると皮膚表面のバリア機能が低下し、外からの刺激に弱くなってしまうと「ヒスタミン」という物質が分泌されます。このヒスタミンがかゆみを引き起こす原因となっているのです。

一度かゆくなると掻かずにはいられずどんどん掻きむしったり、睡眠中に無意識に掻きむしることでその症状がどんどん悪化してしまい悪循環に陥ります。

手の乾燥が原因となる手のひらのかゆみは、乾燥しないように手の潤いを保つのが対処方法です。

乾燥が原因の手のひらのかゆみ対策

保湿ケア

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参考URL:塗る温泉

乾燥が原因の手のひらのかゆみには保湿ケアすることが最も効果的な対策となります。食器洗いなどの水仕事のあとや手を洗ったあと、夜寝る前にハンドクリームなどを使って保湿ケアしてあげましょう。塗る温泉は温泉に含まれるミネラルイオンがたっぷり詰まったクリームです。温泉に入ったあとのしっとりとした肌を体験したことはございませんか?温泉成分がギュッと詰まったクリームで保湿して上げることで乾燥を防ぎ潤いをキープすることが出来ます。また、赤ちゃんのおむつかぶれにも使えるくらい肌に優しいため敏感肌の人でも安心して使うことが出来ますよ。

水仕事のときに手袋を着用する

手が乾燥する大きな要因として食器洗いや掃除といった水仕事が挙げられます。水仕事をしていると手の皮脂が奪われるため乾燥しやすくなります。そのため、水仕事をするときは手袋を活用することをオススメします。

 

このような手袋を着用することで手が水に直接触れることなく水仕事が出来るため手の乾燥予防に効果的です。ゴム手袋を使用している方も多いかもしれませんが、ゴム手袋は長期間使用していると手袋の中で雑菌が繁殖して不衛生なので使い捨ての手袋を使うことをオススメします。

シャンプーや洗剤の見直し

食器洗剤やシャンプー、ボディソープやハンドソープも手の皮脂を奪う原因です。洗剤類は油汚れや頭皮の汚れなどを洗浄する力に優れていますが手の皮脂も一緒に落とすため乾燥してしまいます。洗剤類の中には界面活性剤などの添加物が少ない商品がありますので無添加のものを使うことで手の皮脂を落とすことなく使うことが出来ます。

ぬるま湯を使う

手を洗うときや食器をすすぐときにお湯を使っていませんか?寒い冬は温かいお湯を使いたくなりますが、35℃以上のお湯は手の皮脂を落としやすくなってしまいます。そのため30℃前後のぬるま湯を使うことをオススメします。ぬるま湯のほうが手の皮脂が落ちにくいため手の乾燥対策に有効です。

かゆみを抑えるハンドクリームを使う

 

乾燥による手のひらのかゆみがある場合はかゆみに効くハンドクリームを使うことをオススメします。かゆみを抑える成分が配合されているので日中お仕事しているときのかゆみや家事の最中のかゆみを止めたいという方にオススメですよ。ステロイドが入っておらず使い心地もサラサラしているので扱いやすいクリームです。

手のひらがかゆくなる原因②:手湿疹

手湿疹は別名「主婦湿疹」と呼ばれる主婦の方がなりやすい湿疹で、手の乾燥と同じような症状や手にプツプツと発疹や水ぶくれが出来る場合もあります。水ぶくれは痒みを伴い、掻きむしっていると水ぶくれが破けて患部が広がったりとなかなか厄介な症状です。

手湿疹も手の乾燥と同様の理由で起こります。手の皮脂がなくなり、バリア機能が失われて外部からの刺激に弱くなってくると手湿疹が出てしまいます。手湿疹の症状については「手湿疹:4つの症状と改善するための対処法・予防法」で詳しくご紹介していますので参考にしてみてくださいね。

手湿疹には手がカサカサになってひび割れが出来るような乾燥型と発疹や水ぶくれが出来る湿潤型に分類されます。以下、それぞれの対処方法をご紹介します。

乾燥型手湿疹の対処方法

乾燥型手湿疹の対処方法は先ほどご紹介した乾燥による手のかゆみと同じ対処方法で構いません。

・保湿ケア

・水仕事での手袋着用

・洗剤選び

・お湯ではなくぬるま湯を使う

乾燥型の手湿疹で痒みが出るのも手の皮脂が奪われることが原因なので皮脂が落ちないようにケアや日常生活に注意することが大切です。

湿潤型手湿疹の対処方法

湿潤型手湿疹で発疹やボツボツの水むくれが出ている場合は「ステロイド外用剤」を使ったケアが必要になる場合があります。ステロイド外用剤はハンドクリームとは違い、一日に何度も使用出来ないため朝と晩に患部、特に炎症が酷い箇所にのみ使うことをオススメします。ステロイド外用剤は市販されているものもありますが、心配な方は皮膚科を受診して医師に処方してもらったほうが安心して使うことが出来ますよ。

ステロイド外用剤は一時的には効果を発揮しますが長時間持続せず、また長期間使用し続けていると効かなくなったり体に負担を掛けてしまいます。湿潤型手湿疹も基本的には手が乾燥するのが原因ですので保湿ケアをしながら改善していくのが望ましいでしょう。

手湿疹に効果的なハンドクリームについては「手湿疹の予防・改善に効果を発揮するハンドクリーム5選」が参考になりますので合わせて読んでみてくださいね。

手のひらがかゆくなる原因③:アレルギー

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ここまでご紹介してきたような乾燥や手湿疹によるかゆみには該当しないという方は「アレルギー」でのかゆみが考えられます。アレルギーは食べ物だけじゃなく、ダニや動物など手に触れる様々なものが原因となっている可能性があります。またアクセサリーや歯の詰め物などの金属アレルギーの可能性も考えられます。今まで食べたり触ったりしても問題なかったものが急にアレルギー反応を示すこともありますので自分が何に対してアレルギー反応を起こしているのか自覚するのが難しい場合があります。アレルギーは医療機関で検査することが出来ますのでアレルギーが疑われる手のひらのかゆみがある方は検査してもらうことをオススメします。

手のひらがかゆくなる原因④:手の水虫

手のひらがかゆくなる4つ目の原因として「てはくせん」という手の水虫が考えられます。水虫は足にしかならないわけではなく、手も水虫になる可能性があるんです。手の水虫になるケースは足と比べるとかなり低いようですが手のひらがかゆい場合は手の水虫の可能性があるので注意が必要です。

足が水虫になりやすい理由は一日中靴やブーツを履いていると蒸れて水虫になりやすい環境にあるためです。そのため手も手袋や水仕事など蒸れやすい環境にある場合は手にも水虫が出来てしまいます。もし、あなた自身が水虫である場合または家族に水虫の人がいる場合はバスマットなどで水虫が感染ってしまう可能性があります。

てはくせんになった場合、手が乾燥して手荒れや手湿疹と同じような症状が出ます。手荒れや手湿疹は基本的には両手に症状が出ますがてはくせんの場合は片手にのみ症状が出るようです。

てはくせんの場合、かゆみはほとんど感じないという方もいらっしゃいますがもし、片手だけに症状が出て自分もしくは家族に水虫の人がいる場合てはくせんの可能性も考えられます。

これらどれにも当てはまらない場合

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ここまでご紹介した4つに当てはまらない場合は違う病気の可能性があります。手湿疹のようにブツブツとした発疹が出る場合は「掌蹠膿疱症」という病気の可能性があります。これは多くの場合、原因不明で医療機関での治療を受ける必要があります。

また肝臓病や腎臓病を患った場合にも手の痒みが出ると言われています。さらに最近ではストレスも手のかゆみに関係しているとも言われています。今日ご紹介した4つの手のひらのかゆみ原因に当てはまらず、手のひらのかゆみが長引いている方は無理せず医療機関を受診することをオススメします。

まとめ

手のひらがかゆくなる原因は大きくわけて4つあります。手が痒くなる最大の原因は手が乾燥することによって引き起こされるものです。手は皮脂が少ないため保湿ケアをしてあげることでかゆみを緩和したり予防することが出来ますよ。水仕事など手の皮脂が奪われないように工夫することも大切です。

また手のかゆみは様々な病気が原因の可能性も考えられますので、かゆみが強かったり長引いている場合は無理せず病院での診察を受けてください。