甘酒効果で健康的に美しく!甘酒を毎日飲むべき4つの理由

寒くなる季節、無性に甘酒が飲みたくなることございませんか?小さい頃おばあちゃんの家で飲んだ甘くて温かい甘酒の味は忘れられないくらい美味しかったです。

寒い季節に飲みたくなるイメージですが、実は甘酒には美容やダイエットに効果があるのをご存知ですか?

これからご紹介する甘酒効果を知ったら毎日飲みたくなること間違いなしです。ただ、間違った飲み方は逆効果になりますので適量を正しい方法で飲むようにしてくださいね!

今日は甘酒の効果と飲むときの注意点をご紹介しますので是非参考にしてみてくださいね。

甘酒の栄養

甘酒の歴史は古く日本書紀に「天甜酒 (あまのたむざけ)」が起源と言われています。現在の甘酒とは少し違いますが古来から飲まれていたことがわかります。徐々に進化して江戸時代には今と同じような甘酒が親しまれていたようです。今では冬に飲むイメージが強い甘酒ですが江戸時代は「夏バテ予防」として庶民に親しまれていました。そのため甘酒は俳句の夏の季語になっているんですよ。

江戸時代、今のようにまだ栄養豊富な食べ物が少なかったため夏バテ予防に甘酒を飲んでいたように、甘酒には様々な栄養が含まれています。

「飲む点滴」とまで呼ばれる甘酒には下記のような成分が含まれています。

このように豊富な栄養がある甘酒にはあなたが期待しているダイエット効果はもちろん、他にも様々なメリットがあるんですよ。次からは甘酒の効果についてご紹介していきます。

理由①:甘酒ダイエットの効果

「甘酒ダイエット」なるものがテレビ番組の企画でも取り上げられているようにダイエット中に甘酒を上手く取り入れることでダイエット成功させるための補助的役割を果たしてくれます。あくまで補助的な役割であって甘酒を飲み続ければ痩せるというものではありません。

甘酒がダイエットに効果的な理由は次の3つです。

1.血糖値上昇による満腹感

私達が「お腹が減った」と感じるときは血液中の血糖値が下がったときです。食事をして血糖値が上がることでお腹が満たされたと感じます。

甘酒は大きく分けて2種類ありますが「麹ベース」の甘酒は麹の酵素によってお米のデンプンを分解しブドウ糖となります。後ほどご紹介しますが甘酒をダイエットに活用したいあなたは麹ベースの甘酒を選ぶようにしてくださいね。

ブドウ糖には血糖値を上げる効果があり、今まで空腹時についつい食べていたおやつの変わりに甘酒を少しだけ飲むことでお腹が満たされて食べ過ぎを防止する効果があるためダイエットに効果的だと言われています。

また甘酒はその甘さからカロリーが高そうなイメージがありますが実は100g当たり81kcalと低下カロリーなんです。白米100g当たり168kcalですので約半分のカロリーです。脂肪分もほとんど含まれていないので、砂糖がたっぷり含まれたスイーツの変わりに飲むことでダイエット効果が得られます。

2.腸内環境を整えて便秘解消

日本では昔から味噌、納豆、つけものなどの発酵食品を食べる習慣がありますが甘酒もそのうちの一つです。発酵食品は植物性乳酸菌が豊富に含まれていて生きたまま腸に届いて、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスを整える整腸作用があります。

また甘酒にはオリゴ糖も含まれているため乳酸菌とオリゴ糖が腸内環境を整えて腸の働きを活発にして便秘解消効果が期待出来ます。便秘は消化吸収を悪化させ余計な栄養分を体内に吸収してしまったり、代謝が悪化して太りやすい状態を引き起こす原因となります。

甘酒を飲んで便秘解消出来れば太りにくい体質に改善することが出来ます。

3.甘酒はビタミンB群がたっぷり

甘酒にはビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6などのビタミンB群が豊富な飲み物です。ビタミンB群は糖質、脂質、タンパク質の代謝には欠かせないビタミンなのです。

食の欧米化が進み、ファストフードやおやつを手軽に食べられる現代はビタミンB群が不足しがちです。甘酒を飲むことでビタミンB群を摂取することで代謝をアップさせて太りにくい体質になれますよ。

ダイエットしたい人の甘酒の選び方

甘酒は大きく分けて「酒粕ベースの甘酒」と「こうじベースの甘酒」の2種類に分類されます。

酒粕ベースの甘酒は日本酒を作るときに出る副産物なのでアルコールが残っておりこのタイプの甘酒は加糖して甘さを出しています。

一方、こうじベースの甘酒は蒸したお米をこうじで発酵熟成させて作ります。こちらはアルコールは含まれておらず米のデンプンが分解されてブドウ糖となるため甘みを感じます。

甘酒をダイエットに活用しようとしている方は伝統的な方法で作られて栄養素が豊富な「こうじベースの甘酒」を選んでください。特にオススメなのが「玄米甘酒」です。

 

白米と玄米はカロリーは変わりませんが血糖値の上昇率を表すGI値が異なります。玄米のほうが白米よりGI値が少ないため血糖値の上昇が緩やかになるのでダイエット向きと言えます。

ダイエットに活用するときの飲み方

甘酒はお米よりもカロリーが低いですが、飲み過ぎは逆効果です。ダイエットに活用するときは間食変わりにお猪口1杯分(20ml程度)飲むことで血糖値が上昇してお腹が満たされます。

また食事の30分前にも少量飲むと血糖値が上昇して食事の食べ過ぎを防止する効果があります。

ダイエット中は少量をおやつ変わりや食事の前に飲むようにしましょう。

ダイエットだけじゃない!甘酒の嬉しい効果

上記でご紹介したように甘酒を取り入れた生活を続けることでダイエット効果が期待出来ます。でも甘酒はダイエット以外にも嬉しいメリットがあるんです。ここではダイエット以外の嬉しいメリットについてご紹介しますね。

理由②:美肌効果

コウジ酸

甘酒の原料である「麹」には美肌効果があります。麹に含まれる「コウジ酸」はメラニンの生成を抑制して「シミ」や「くすみ」を防ぐ効果が期待出来ます。飲むだけでなく「肌に塗る」のも効果的なんです。酒造の人の手がキレイだというのは有名なお話ですが、麹を毎日のように触っているためとてもキレイになるんですね。

最近では化粧品の中にコウジ酸が含まれているものもあるくらいの美肌効果が期待出来るのです。

ビタミン

ダイエット効果でもご紹介したように甘酒に含まれるビタミンB群には肌の保護や保湿を促したり髪の毛や爪の生成に必要な成分です。ビタミンB群は水溶性ビタミンのため体内に留まらなずに不要な分は排出されるため、継続的に甘酒を飲むことで効果を発揮します。

アミノ酸

私達の体は約20種類のアミノ酸から構成されていますがその中の9つが「必須アミノ酸」と呼ばれ体内では生成することが出来ないため食べたり飲んだりすることでしか摂取出来ません。

甘酒には必須アミノ酸9種類が含まれているためアミノ酸摂取に最適な飲み物なんです。アミノ酸には美肌の元となるコラーゲンはアミノ酸が結合して出来ているんです。

またアミノ酸は新陳代謝を活発にしてくれるので老廃物を排除することで肌荒れやニキビにも効果が期待出来ます。

理由③:疲労回復効果

ここでご紹介する疲労回復は身体的な疲労より「頭の疲れ」です。受験勉強期間や徹夜でやらなければならない仕事を前にすると頭がボーッとしてくることはございませんか?それは脳に栄養が足りてないサインです。脳の唯一のエネルギーが「ブドウ糖」です。甘酒の甘みのほとんどはブドウ糖のため脳が疲れたときに最適な飲み物です。

プロ棋士の方達は対局中にも関わらず甘いものを食べている様子を見たことございませんか?プロレベルになると常人では考えられないほどのスピードで脳が働いているため甘いものを摂取して脳を動かしています。

甘いもの(砂糖や果糖)を食べても脳のエネルギーにはなりますが甘酒のようにブドウ糖をそのまま摂取したほうが急激に血糖値を上昇させてエネルギーとして使えるため、受験勉強期間やお仕事に疲れたときは甘酒がオススメですよ。

また夏バテや体調不良時に栄養補給にも最適です。

理由④:こうじベースの甘酒は妊婦さんにオススメ

こうじベースの甘酒は妊婦さんにオススメです。アルコールが入ってる酒粕ベースの甘酒はNGですよ。

妊娠中のつわりにはビタミンB6や葉酸が効果的で専用のサプリメントを飲んでいる方も多いのではないでしょうか?甘酒にはビタミンB6も葉酸も含まれているため妊婦さんにぴったりの飲み物です。また妊娠中、甘酒のダイエット効果でもご紹介したように妊娠中の便秘にも甘酒効果が期待出来ます。

出産後の授乳期間にも甘酒は効果を発揮してくれます。母乳がなかなか出ない方の中には冷えが原因となってるかもしれません。体の冷えは血流が悪くなるため母乳が出にくくなってしまいます。飲む点滴と呼ばれる栄養豊富な甘酒を温めて飲むことで体の冷えを解消して母乳に必要な栄養補給も行えますよ。

3.甘酒の飲み方と注意点

甘酒にはダイエット効果や美容効果、疲労回復効果、妊婦出産のときに役立つという効果など嬉しい効果がたくさんあります。甘酒は冬の寒い時期だけじゃなく1年を通して飲み続けることでより効果を発揮してくれます。

ここでは甘酒の飲み方や選び方をご紹介していきますね。

甘酒はこうじベースの甘酒を



 参考URL:酒蔵の甘酒

甘酒のダイエット効果でもご紹介しましたが選ぶべき甘酒は「こうじベースの甘酒」にしましょう。酒粕ベースの甘酒は甘さを出すために糖分が加えられているためカロリーが高く、酒粕はお酒を作る際の副産物のためミネラルが少なくなっています。

こうじベースの甘酒はお米をこうじで分解することで出来るブドウ糖の自然な甘みなのでカロリーも低く栄養も豊富です。またアルコールが含まれていないので妊婦さんでも飲めますし朝飲んでも仕事に支障がないですね。ただ、こうじベースの甘酒は原料も必要で手間も掛かるため商品が高いというデメリットがあります。

甘酒は1日コップ1杯まで

甘酒は低カロリーではありますが飲み過ぎると当然太ります。食事の前やおやつ代わりに飲むことで血糖値を上げて食べ過ぎを防止するのが目的です。

1日コップ1杯を目安として毎日飲み続けるほうが大切です。少量を数回に分けてゆっくり噛むように飲むのが効果的ですよ。

4.甘酒を自分で作る方法

麹ベースの甘酒は酒粕ベースの甘酒より高価なためなかなか手が出しにくいとお考えの方は自分で作ることも出来るので是非チャレンジしてみてください。炊飯器と材料さえあれば誰でも作ることが出来ますよ。


炊飯器で作る米麹の甘酒 by 伊藤ゆきこ

柔らかめに炊きあがったお米に米麹を混ぜるだけで簡単に甘酒を作ることが出来ます。出来上がったものを水やお湯で2倍に薄めると甘酒として飲むことが出来ますよ。

お米を玄米に変えれば玄米甘酒を作ることも可能ですので是非一度試してみてください。

5.甘酒を飲みやすくする方法

毎日同じ味の甘酒では飽きてしまうという方は飲み方を変えてみてはいかがでしょうか?また甘酒の味は嫌いなので美味しく飲む方法を知りたいという方にも参考になると思いますよ。

豆乳甘酒


女性のための最強美容ドリンク♡豆乳甘酒 by msft5632

甘酒を豆乳で割って飲むお手軽レシピです。甘酒の良いところと豆乳の良いところを一緒に摂取してさらに飲みやすくしてくれます。女優の永作博美さんがテレビで紹介したことで実践している方も多いようです。

豆乳も甘酒もどちらも飲み過ぎは逆効果ですので毎日コップ1杯を目安としてくださいね。

甘酒スムージー


甘酒スムージー by おみそはん。

作った甘酒を一旦凍らせて牛乳とお好みのフルーツなどを一緒にミキサーに掛ければ簡単に作れるスムージーです。夏の熱い日に飲みたくなりますね。

他にもバナナを加えて朝食代わりにしたり野菜を加えて食物繊維を一緒に摂取したりとアレンジ次第で美味しく飲むことが出来ますよ。

まとめ

甘酒は一年を通して適量飲み続ければ美容効果やダイエット効果など嬉しい効果がいっぱいです。ただ、飲み過ぎには注意することと麹ベースの甘酒を選ぶことがポイントですね。

また妊娠出産後に飲むとつわりの緩和や母乳を出しやすくするなどの効果が期待出来るかもしれません。

ダイエット効果も美容効果もすぐに効果が出るものではありませんが継続することで徐々に効果が現れてきますので気長にアレンジレシピを参考にしていただき楽しく続けてみてくださいね。