紫外線を撃退!正しい日焼け対策で夏を乗り切る5つの方法
夏場のスポーツやレジャーは楽しいけれど、どうしても日焼けが気になってしまう。または紫外線を浴びて肌の調子が悪くならないか心配とお悩みではございませんか?
特に夏場の強い日差しは日焼けや肌のダメージが気になってしまいますよね。紫外線や日焼け対策は事前にしっかりと準備しておくことで日焼けや紫外線対策が出来ますよ。
今日は日焼け対策、紫外線対策についてご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
1.日焼け止めクリームの選び方・使い方
STEP1:去年の日焼け止めクリームはNG
去年使用した日焼け止めクリームを使うのは基本的にNGです。開封したあとの日焼け止めクリームは酸化したり、雑菌が繁殖している可能性がありますので肌トラブルの原因になったり品質が低下してしまうため本来の力が発揮出来なくなってしまいます。
開封したら1年以内に使い切れるサイズを選んで購入しましょう。
STEP2:日焼け止めは季節や場所によって使い分ける
日焼け止めは一種類しか所有しておらず、季節や場所問わず同じ日焼け止めを使い続けているのではないでしょうか?日焼け止めは季節や活動する場所によって使う使い分けることで日焼けの予防や紫外線対策になります。
また、紫外線をカットする効果が高い日焼け止めばかり使うのもNGです。SPFやPAの数値が高い日焼け止めは日焼けしにくいのではありますがその分、肌に与える刺激も大きくなってしまうので肌の乾燥や肌荒れの原因となってしまいます。
日焼け対策や紫外線対策をしながらも肌の潤いもキープすることが大切です。
STEP3:顔用と体用は使い分ける
日焼け止めクリームは顔用と体用があります。顔用の日焼け止めは肌に優しく低刺激なので体に使用しても問題ありません。ですが体用の日焼け止めを顔に使うのはNGです。刺激が強すぎるため肌荒れの原因となりますので注意してください。
STEP4:肌への負担も考慮しましょう
日焼け止めにはSPFとPAという紫外線をカットする力が数値かされていて数値が高いものほど紫外線対策には有効です。ですが数値が高いものほど肌に与える負担も大きいため、肌への負担も考えながら日焼け止めを選ぶ必要があります。
日焼け止めクリームは主に「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」という2種類の成分がありますが紫外線吸収剤のほうが有機化合物なので肌への刺激が大きいと言われています。SPFやPAの値が高い日焼け止めクリームには紫外線吸収剤が含まれていることが多いためので、肌荒れや乾燥が気になる方は出来るだけ紫外線吸収剤が含まれていないタイプの日焼け止めを選ぶことをオススメします。
STEP5:SPF・PAで選ぶ
紫外線はUVB(紫外線B波)とUVA(紫外線A波)の2種類あってそれぞれ別の方法で対処しなければなりません。
日焼け対策!SPFでUVBをカット
UVBとは地表に届く紫外線のうちの約5%を占める紫外線です。UVBの特徴は肌の表面で吸収されるため肌の奥まで届かないという性質があります。ただ、肌の表面で吸収されるため肌が赤くなってヤケドのような状態、いわゆる「日焼け」の原因となってしまいます。
またUVBの刺激を受けた肌はメラニン色素が沈着する原因となるためシミやソバカスの原因となってしまいます。
肌表面の日焼けやシミ、ソバカス対策するにはSPFが紫外線をカットしてくれます。。SPFは数値の高いものほどUVBをカットする力が強くなっています。
肌の奥まで届くUBAはPAでカット
UVAは地表に届く紫外線の約95%を占める紫外線です。紫外線のほとんどはUVAということになりますね。先ほどご紹介したUVBは肌の表面で吸収されて日焼けの原因となることをご紹介しましたがUVAは肌の表面にとどまらず、肌の奥の真皮層まで届くとされています。
UVAが真皮層まで届くと肌の潤い成分であるコラーゲンやヒアルロン酸を生み出す細胞にダメージを与えシワやたるみ、乾燥などの肌トラブルを引き起こす原因となってしまいます。UVB同様、メラニン色素の合成を増加させるためシミの原因でもあるんです。
シワやたるみ、乾燥などの肌トラブルへの対策にはPAが紫外線をカットしてくれます。PAの数値は「+」で表示されています。「++++」が最高値です。
STEP6:テクスチャーで選ぶ
日焼け止めのテクスチャーは大きくわけて3つあります。「クリームタイプ」・「ミルク、ジェルタイプ」・「スプレータイプ」の3つにはそれぞれ特徴がありますので日焼け止めを選ぶときはテクスチャーも選ぶ基準となります。
クリームタイプ
クリームタイプの日焼け止めは肌に優しい商品が多く敏感肌や乾燥肌の人にオススメです。紫外線吸収剤が入っていないため低刺激で香料も使われていないノンケミカルの日焼け止めはクリームタイプの中ではこってりめなので化粧下地としても活用出来ます。
ミルク・ジェルタイプ
ミルク・ジェルタイプの日焼け止めは白浮きしにくいため人気の日焼け止めです。白浮きしにくい反面、落ちやすくので何度か付け直ししなくてはならない場合が多いです。
アリィーはうるおい成分であるミネラルやヒアルロン酸など美容成分が含まれた日焼け止めです。しっかり日焼け対策をしながら美容成分も欲しい人にオススメですよ。
スプレータイプ
スプレータイプは手軽にどこでもササッと使えるのでカバンに入れておけば長時間の屋外活動でも安心して使うことが出来るタイプの日焼け止めです。ハーバルガーデンSPFスプレーはメイクのうえからシュシュッとするだけでUV対策が出来ちゃいますよ。顔だけじゃなく全身に使うことが出来て無香料、無着色なんどえ肌にも優しいタイプです。
STEP7:シーン別日焼け止めの使い分け
SPFの考え方
SPFの数値は「日焼けが始まるまでの時間」を遅らせる効果を数値化したものなんです。肌の色や体質によっても異なりますが一般的には何もしない状態の場合は15分くらいで日焼けが始まると言われています。この15分にSPFの数値を掛けあわせた数字が日焼け効果の持続時間となります。
例えばSPF30の場合は「15分✕30=450分」は持続するという計算になります。数値の高いものほど持続時間が長いため日焼け対策には効果的なんです。
後ほど詳しくご紹介しますが日焼け止めは数時間に1回は塗り直したほうが効果が高いです。でも、塗り直しが出来ないような状況が予め想定出来る場合は数値が高めの日焼け止めを塗っておくことをオススメします。
夏の屋外レジャーの場合
夏、屋外で活動する場合が一番日焼けしやすく紫外線によるダメージも大きくなります。そのため日焼け止めクリームは最も紫外線がカット出来るタイプのものを選びましょう。
SPF値は「30以上」、PA値は「+++以上」を選んで夏の強い日差しから肌を守りましょう。
夏の通常ケア
日差しが強いと感じ始める春の終わりから秋口までは屋外活動のときより数値を落として使いましょう。日焼け対策や紫外線対策しつつも肌へ出来るだけ負担をかけないようにすることも大切です。
SPF値は「20〜30」、PA値は「++以上」を選びます。塗る直しが出来ない場所では高めのSPFを、塗る直し出来る場合は20程度でも問題ないでしょう。
春・秋・冬のケア
日焼け止めは夏だけじゃなく春や秋、冬にも使うことをオススメします。紫外線は窓ガラスをも通過してきますので室内にいても肌が紫外線を吸収しているのです。また曇りや雨で日差しがないときでも紫外線が降り注いでいるため室内にいるときでも紫外線対策を行いましょう。
SPF値は「20以下」、PA値は「++以下」で十分ですので毎日こまめに使う習慣を付けることをオススメします。
STEP8:可能な限り2〜3時間毎の塗り直しを
日焼け止めのSPF値やPA値は先程ご紹介した通りです。SPF値は持続時間を伸ばす効果があるので数値によって持続時間を調整することができます。ですが、日焼け対策や紫外線対策には2〜3時間毎に塗り直すことをオススメします。夏場は特に汗や皮脂で日焼け止めが落ちやすいため塗る直すことで効果を得えられます。SPF値が高いからといって朝塗って夜まで塗らないというのはオススメ出来ません。塗る直しが可能な場合は2〜3時間毎の塗り直しをオススメします。
2.日焼けは肌からだけじゃない!サングラスで目の保護を
日焼け対策は肌の対策と同じくらい目の対策も大切なんです。目を保護するためにサングラスを活用しましょう。
サングラスは紫外線による目の保護する効果はもちろん、肌のメラニン色素の生成をも抑制する効果があるんです。目が紫外線によるダメージを受けると脳が「メラニンを作って体を守らなきゃ!」と判断してしまうため日焼け対策にサングラスを活用することで肌トラブルの予防にも繋がるんです。
サングラスは「UVカット」効果があるものを選びましょうね。肌のケアと同時に目を保護することで効果的な日焼け対策が出来ますよ。
3.帽子や日傘も活用しよう
帽子や日傘は日焼け対策には効果的です。日傘はUVカット加工されているものが良いですし、帽子はつばの大きいものは顔全体が隠れるので日焼けしにくくなりますね。
4.日焼けしたあとの対処方法
日焼け止めクリームでしっかり対策をしたものの予想以上に日焼けしてしまったという場合の対処方法についてご紹介します。日焼けしたあとは帰宅したらすぐに対処することで症状を緩和することが出来るので参考にしてみてくださいね。
まずは冷やす
日焼けの症状はヤケドと同じですので日焼けしてしまった場合は帰宅後にすぐ冷やしてあげることで翌日以降の症状の緩和になります。屋外でのレジャーやスポーツで疲れて帰ってくるとしっかりしたケアを怠ってしまいがちですがまずは日焼けした箇所を冷やしてあげましょう。
冷やすときはお風呂で冷たいシャワーを使って冷やしてあげましょう。日焼けしたときは肌が熱を持っていますのでいつものように熱いお湯に浸かるのは出来るだけ避けましょう。シャワーで汗を流したあとに冷たいシャワーで冷やしてあげましょう。
シャワーで冷やしたあとはガーゼやタオルに包んだ保冷剤を使って熱を取るのも効果的です。
冷やしたあとは保湿が大切
日焼けした箇所をしっかり冷やしたあとは保湿してあげることも日焼け対策としては有効な手段の一つです。日焼けしたあとの肌は水分が不足している状態なので化粧水で水分を補給したあとに美容液などで保湿することで日焼けした肌に潤いを与えることが出来ますよ。
化粧水は普段顔に使っているものとは違い、安く購入出来る化粧水をたっぷり使うことをオススメします。化粧水を使ったあとは保湿効果のある美容液やクリームで水分を閉じ込めましょう。
塗る温泉は日焼け跡のケアにぴったりのクリームです。温泉特有のミネラルイオンがたっぷり含まれていて温泉に入ったあとのように肌に潤いを与えてしっとりモチモチした肌を体感出来ますよ。
日焼けしたあとがシミにならないか心配な方や、日焼けあとの保湿に使って欲しいクリームです。赤ちゃんのおむつかぶれにも使えるくらい肌に優しい成分なので敏感肌の人でも安心して使うことが出来ますよ。
我慢出来ない痛みの場合は病院へ
日焼け跡が真っ赤で痛みがありクリームを塗ることも出来ないような状態のときは無理にセルフケアしようとせずに病院に行きましょう。水ぶくれが出来るような酷い日焼けは医療機関で適切な処置をしてもらう必要があります。お近くの皮膚科を受診することをオススメします。
5.体の中から紫外線対策!紫外線に効果的な食べ物
日焼け対策や紫外線対策には体の外からだけじゃなく、栄養豊富な食べ物で体の中から対策することも必要です。紫外線対策や日焼けしたあとの肌の回復を高めてくれる食べ物を食事に取り入れましょう。
日焼け対策・紫外線対策には抗酸化作用がある食べ物やビタミンが豊富な食べ物がオススメです。
抗酸化作用とは体内で出来る活性酸素を抑制する効果があります。体にとって有害物質である紫外線を浴び続けることで活性酸素が活発に作り出されてるため、体が錆びついてきます。体のサビつきは老化の原因なので肌のシワやたるみ、シミなどの原因となってしまうのです。抗酸化作用がある食べ物を食事に取り入れることで活性酸素を抑制し、肌の老化予防に繋がります。
鮭
鮭にはアスタキサンチンという強い抗酸化作用がある成分が豊富に含まれているため日焼け対策・紫外線対策に効果的な食べ物です。
ナッツ類
ナッツ類はビタミンEが豊富に含まれている食品です。ビタミンEにも抗酸化作用があるため日焼け対策に効果的な食べ物です。実はナッツはダイエット中のおやつにも良い食べ物なんですよ!ナッツの効果については「天然サプリ!ナッツがダイエットに効果的な6つの理由」で詳しくご紹介していますので興味のある方は合わせて読んでみてくださいね。
オリーブオイル
オリーブオイルにもナッツ同様ビタミンEが豊富な油です。またオリーブオイルは不飽和脂肪酸が豊富な良質な油なので生活習慣病予防にも効果的です。また、オリーブオイルに含まれるオレイン酸は皮脂に含まれている成分なので乾燥肌の人にも効果的ですよ。調理するときはオリーブオイルを活用してみましょう。
ビタミンA、ビタミンC
ビタミンAにも抗酸化作用があるため日焼け対策に最適です。また粘膜を丈夫にして免疫力をアップさせることで病気予防にも効果的です。さらに肌の発育を正常に保つ効果があり乾燥肌の人にもオススメです。
ビタミンCはコラーゲンの生成を促してメラニンを除去する効果があるので日焼け対策に有効です。またビタミンCには炎症を抑える効果もあるので日焼けでの炎症にも効果的な食べ物ですよ。
ビタミンAやビタミンCが豊富な食べ物については「肌荒れを改善するなら!肌荒れに効果的なビタミンと食べ物」で詳しくご紹介していますので参考にしてみてくださいね。
まとめ
夏場は特に日焼け対策や紫外線対策が必要になる季節なので夏に向けて準備を整えていきましょう。日焼け止めクリームだけが日焼け対策ではありません。サングラスや帽子、日傘を使うことで焼けにくくなりますし、紫外線をカットすることが出来ますよ。
日焼けしてしまったら、しっかり冷やしてたっぷり睡眠時間を確保して肌を休ませてあげましょう。また食事でも日焼け対策することが出来ますよ!
今日ご紹介した日焼け対策を参考にしていただき、夏のレジャーを堪能して来てくださいね!