レーザー脱毛の基礎知識と適切な回数と費用について

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気になる箇所を脱毛して自分に自信が持てるようになりたい。レーザー脱毛ってよく聞くけれどどんな脱毛方法なんだろう?痛いのかな?このようなお悩みお持ちではございませんでしょうか? 脱毛には様々な方法があり、それぞれどのような特徴があって何を基準に選べばいいかよくわからないという方が多いです。今日は数ある脱毛方法の中から「レーザー脱毛」についてご紹介します。レーザー脱毛は「医療脱毛」と呼ばれることもあるんです。これは医師のみが施術出来る医療行為になるためなんです。

このように、あなたの気になるレーザ脱毛についての疑問を解決して行きたいと思います。脱毛方法選びに迷っている方、是非参考にしてみてくださいね。

1.レーザー脱毛とは?

レーザー脱毛とは黒色や茶色など特定の色や物質にのみ反応する波長を持ったレーザーを照射することによって、メラニン色素のような黒い部分が光を吸収します。その光が熱に変わる、熱反応という性質を利用して毛根や毛を破壊して脱毛するいう脱毛方法なんです。これを「選択的光熱治療」といいます。

レーザー脱毛

レーザーを照射するときは発毛と脱毛を繰り返すサイクル「毛周期」に合わせます。

成長期

成長期とはいわゆる体内で毛がどんどん生成される時期、その毛が栄養をドンドン吸収して体外へと生えてくる時期のことです。レーザー脱毛はこの成長期に合わせて照射するのが最も効果的です。

毛根が充分に成長しているこの時期以外はレーザー充分に行き届かず充分な熱ダメージを与えることが出来ないためです。

退行期

退行期とは十分に成長しきった毛が抜けるための準備をしている時期です。この時期は毛根も細く、弱くなってきているためレーザーを照射しても効果が弱いです。レーザー脱毛でも100%の効果を得るためには2年程度時間を要するのは退行期の毛が少なからず存在しているからなんです。

休止期

毛が抜け落ち、毛根も残ってない状態です。この状態でレーザーを照射してもほぼ効果がありません。2ヶ月〜1年かけてまた徐々に毛を生やす準備をしていきます。レーザー脱毛でも100%の効果を得るためには2年程度時間を要するのは退行期の毛が少なからず存在しているからなんです。私達に生えている毛は表面に見えている部分は20%〜30%と言われています。そのほとんどは体内に隠れているんですよ。レーザーは皮膚の上からでも体内にある毛根に反応して生毛組織を破壊してくれます。

また、しっかりと生毛組織が破壊されるとその毛根から再び毛が生えてくることはないためレーザー脱毛は「永久脱毛」に分類されます。

2.レーザー脱毛の期間・回数

レーザー脱毛の期間と回数をご紹介します。 体の部位によって若干期間も回数も異なりますので詳細は施術を行なってくれる医療機関に確認することをオススメします。ここでは一般的に言われている期間・回数をご紹介しますね。

レーザー脱毛の回数

回数と期間は毛周期にもよりますが、脱毛の効果を実感出来るのは3回目くらいからです。個人差はありますが3回のレーザー照射で50%の進捗度といった具合です。5回で70%、10回の照射で90%というのが一般的に言われている目安の数字です。ご覧の通り10回通っても100%の脱毛効果というのは得られないです。産毛も残さず完全にキレイな状態にするためには15回程度の照射が必要になってきます。

レーザー脱毛の期間

レーザー脱毛を効率よく行うためには毛周期が重要だということはすでにご説明しましたね?一度レーザー脱毛を行うと「退行期」、「休止期」の毛がまた成長期になるのを待ってから次の施術日を行います。また、一度施術すると肌にもダメージがあるためそれを休ませるためには2ヶ月〜3ヶ月の間を置かなければなりません。合計10回、90%の脱毛を行うためには最短でも20ヶ月は掛かる計算になります。レーザー脱毛でキレイな状態にするためには1年半〜2年は通い続けるという覚悟が必要ですね。

3.レーザー脱毛が出来る箇所・不向きな箇所

レーザー脱毛は全身脱毛が可能な脱毛方法ですが、レーザーを照射出来ない箇所があります。もしかするとあなたが脱毛したいと思っていても出来ない箇所の可能性があるので事前に確認しておきましょう。

毛髪

おでこの形を変えたい・うなじの形を変えたいという理由で毛髪脱毛を希望する方がいらっしゃいますが残念ながらレーザーで毛髪の脱毛はリスクが大きいため出来ません。毛髪はレーザー照射の反応が大きく出過ぎてしまうため炎症を起こしたり色素沈着のリスクがあるためです。

鼻はレーザー脱毛器を肌に密着させることが難しいため、ヤケドのリスクがあるため出来ないことが多いです。鼻の中、入り口部分はレーザー脱毛が可能です。鼻毛をすべて脱毛してしまうと風邪を引きやすくなるなど健康上の問題が発生するため鼻毛すべての脱毛はオススメ出来ません。

粘膜面部位

肛門や乳輪などのことを指します。 粘膜面部位から毛が生えてくることはないので基本的にはレーザーを照射する必要はない部位となっています。肛門周辺など毛が生えている部分、いわゆるOラインと呼ばれる部分への照射は可能です。

眼球

レーザーは黒い色素に反応するため眼球への照射は失明の恐れがあるため照射出来ません。

参考:http://depilation-rs.com/qa/effect/146.html

4.レーザー脱毛のメリット

ここからはレーザー脱毛のメリットをご紹介します。数ある脱毛方法の中でレーザー脱毛を選ぶ際の参考にしてください。

4.1.医師による施術だから安心出来る

レーザー脱毛は医療行為に該当するため、医師以外の人がレーザー脱毛をすることは法律により禁止されています。

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このように看護師でも、レーザーによる脱毛は罰せられてしまいます。医師が直接施術してくれるという安心感がレーザー脱毛のメリットです。

また、施術後の衛生管理の面でも医師の診断に従い適切なケアを行えば肌トラブルを防ぐことが出来ます。毎回施術後に皮膚の状態を診断してもらい医師の指示に従ってアフターケアするように心掛けてくださいね。

4.2.黒ずみ解消など美肌効果も期待出来る

今までカミソリで自己処理していた方、黒ずみが気になってきてるのではないでしょうか?特にワキ毛など毛周期が短い箇所は処理頻度が多いハズです。カミソリや毛抜での脱毛は皮膚に刺激を与えているため、その刺激に反応してメラニンが集中し色素沈着を引き起こしてしまいます。

メラニンは「しみ」の原因というイメージがありますが、黒ずみの原因にもなっているのです。レーザー脱毛は毛だけでなく、黒いメラニン色素にも熱反応してくれるため黒ずみやシミをキレイにしてくれるという効果も期待出来ます。ホクロやシミの除去でもレーザー治療がありますよね?

またレーザーには毛穴を引き締める効果があるため毛穴が目立ちにくくなり、コラーゲンを生産する細胞の刺激にもなるため肌がスベスベになることも期待出来るんです。

 

4.3.光脱毛より短時間で処理出来る

レーザー脱毛という言葉を知っているあなたは「光脱毛」という言葉もご存知ではないでしょうか? 光脱毛とレーザー脱毛は根本的な原理は一緒の脱毛方法です。しかし、光脱毛は医師の免許がないエステティシャンが施術するため、光の出力が制限された機器を使用します。光脱毛より高出力のレーザーを発生させることが出来るレーザー脱毛は処理時間が短いため体に掛かる負担を抑えることが出来るというのが特徴です。また、トータルでの処理回数も光脱毛より少なく回数で永久脱毛出来るので出来るだけ短期間で永久脱毛したい人向きの脱毛方法なんです。

5.レーザー脱毛のデメリット

ここではレーザー脱毛のデメリットをご紹介していきます。メリットとデメリットを比較検討するのも脱毛方法選びでは重要ですよ。

5.1.白髪には不向き

レーザー脱毛に使用される機械は基本的に黒い色素に反応します。そのため、白髪の脱毛することが難しいです。 脱毛処理したい箇所が白くなっている人は施術をお断りされる可能性があります。

5.2.うぶ毛には不向き

細かなうぶ毛が気になるからレーザー脱毛したい!という方にもオススメ出来ません。うぶ毛程度の毛根だとレーザーが反応してくれないことがあります。完全にうぶ毛を無くすためには相当回数の施術が必要になるので費用が掛かります。 多少のうぶ毛の場合は別の方法での脱毛をオススメします。

5.3.日焼けした肌ではお断りされることも

日焼けした黒い肌はレーザーが反応し過ぎるため、施術をお断りされる場合があります。脱毛をお考えの方でビーチで自信を持って楽しみたい!という人は多いと思います。レーザー脱毛を検討中の方は出来るだけ日焼けしないように心掛けましょう。

5.4.ワックス脱毛より時間も費用も掛かる

ワックス脱毛ってご存知ですか?ワックス脱毛とは脱毛したい箇所にワックスを塗って毛と密着させた後、ワックスを一気に引き剥がすことによってムダ毛も一緒に引き抜くという脱毛方法です。処理後すぐに脱毛効果を実感出来て、費用も時間もかからない脱毛方法です。ワックス脱毛についてはワックス脱毛を試してみたい人に贈る7つのアドバイス」で詳しくご紹介していますのでそちらを参照してください。

レーザー脱毛はキレイに脱毛するまで1年以上の時間を要します。すぐにキレイにしたい!という願望がある人はワックス脱毛がオススメです。

6.レーザー脱毛って痛いの?

レーザー脱毛 痛い

レーザー脱毛を検討している人であれば誰でもその「痛み」は気になるところではないでしょうか?

レーザー脱毛は元気な細胞を破壊する行為ですので個人差はあれど「痛みを伴う」行為であることに間違えありません。様々なサイトで痛みが少ないといったような表現がなされていますがそれは従来の「針脱毛(ニードル脱毛)」と比較しているからという理由です。

針脱毛(ニードル脱毛)とは、毛穴に針を差し込み電流を流して毛根を刺激するという聞いただけで痛そうな施術方法です。一昔前まで永久脱毛の方法は針脱毛しかなかったのです。

レーザー脱毛では針を使用せず光で代用しますので針と比較すると当然痛みは軽減されますが、無痛というワケには行きません。特に女性のVIOラインなど敏感な部分は特に痛みますので無痛で脱毛出来るとお考えの方は気をつけてくださいね。

レーザー脱毛は医療期間での施術になるのであまりの痛さに耐えられない場合や体質的に人より痛みが強くでる人は麻酔で対応してくれる場合があります。麻酔の効果も人それぞれなので麻酔だから安心というワケにもいかないです。やはり、レーザー脱毛はある程度の痛みは覚悟して望んでください。

7.レーザー脱毛の種類

レーザー脱毛と一言に言っても施術を行う医療機関や人によって使用する脱毛機械は様々です。ここでは日本で使用されている王道3機種をご紹介します。これからレーザー脱毛を行う医療機関を選ぶ際の参考にしてみてください。

7.1.ダイオードレーザー

ダイオードレーザーの特徴は他の脱毛器と比較して痛みが少ないという点があります。また、ある程度のうぶ毛まで対応可能というのもメリットでしょう。また肌の負担が少ないというのも特徴です。ただ。アレキサンドライトレーザーと比較すると処理範囲が狭いため施術に時間が掛かるというデメリットがあります。

7.2.アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーはダイオードレーザーより痛みを伴います。ですが、施術範囲が広いため施術時間は短いというのが特徴です。また、美肌効果も期待出来るため脱毛と一緒に美肌効果を期待している人向けの脱毛機です。

7.3.ロングパルスヤグレーザー

ロングパルスヤグレーザーは肌の色を選ばないで脱毛出来るというメリットがあります。日焼けした人などに対応出来るというメリットがあります。また、光が他の機械よりも奥まで届くため男性のヒゲに最適な種類です。デメリットとしてはダイオードレーザーよりも痛く、効果の持続性も短いという点が上げられます。

8.レーザー脱毛に掛かる費用

ここではレーザー脱毛のおおよその金額をご紹介します。クリニックによって金額が異なりますし、キャンペーン期間や回数によっても異なりますのでおおよその目安としてください。

  • 両ワキ・・・8,000円〜15,000円
  • 上腕(ひじ上)・・・20,000円〜35,000円
  • ひじ下・・・15,000円〜35,000円
  • ビキニライン・・・15,000円〜25,000円
  • 太もも(ひざ上)・・・25,000円〜55,000円
  • ひざ下・・・20,000円〜50,000円
  • VIO・・・40,000〜60,000円
  • 全身・・・300,000〜600,000円

※月額プランや支払方法によっても異なります。

 

まとめ

レーザー脱毛は医師による施術のため、安心して行うことが出来る脱毛方法です。施術だけでなく、アフターケアについても安心ですね。エステサロンで行う光脱毛より金額は高く感じるかもしれません。ですが、確実な効果を得たい人や比較的短期間で終わらせたいという人はレーザー脱毛をオススメします。今日ご紹介したレーザー脱毛の基礎知識を参考にしていただき、クリニック選びにお役立てくださいね!