アロマ加湿器の選び方:加湿器4種類の特徴と使用時の注意点

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加湿器を使うときに部屋の香りもよくなるアロマオイルが使える加湿器が欲しい!とお考えではございませんか?

アロマオイルでお部屋を自分の好きな香りにしながら加湿することで風邪予防や肌の潤いをキープさせたいですよね。加湿器にはいくつか種類がありますのであなたの使い方にあった加湿器を選ぶのも大切ですよ。

今日はアロマオイルが使える加湿器と使い方についてご紹介しますので参考にしてみてください。

スチーム式アロマ加湿器

Steam 参考URL:amazon

スチーム式の加湿器とは水を沸騰させることで蒸気を出すタイプの加湿器です。加湿器の中では加湿力と即効性に優れているタイプの加湿器なので部屋の中を素早く加湿したい人にオススメの加湿器です。

アイリスオーヤマのアロマ加湿器はアロマトレーにアロマオイルを入れるタイプで水に直接入れずに使いましょう。部屋の加湿力を重視しながらアロマを楽しみたい人はこのタイプがオススメです。

スチーム式のメリット

加湿力・即効性が高い

スチーム式は他の加湿器と比較すると加湿力が強いため、朝起きたときや帰宅してすぐに部屋を加湿したい人にオススメです。水が沸騰するまでに多少時間が掛かりますがスチームが出てくるとすぐに加湿することが出来ます。

衛生的

スチーム式の加湿器は水を沸騰させるため雑菌を煮沸消毒しているのと同じ効果があるため衛生的に使うことが出来ます。後ほどご紹介しますが水を沸騰させないタイプの加湿器は定期的に手入れしないと雑菌を部屋中にばらまいてしまう可能性がありますがその点、スチーム式は手入れせずとも衛生的に使うことが出来ますよ。

スチーム式のデメリット

加湿器本体・蒸気が熱い

スチーム式加湿器は水を沸騰させるためどうしても蒸気や本体が熱くなります。そのため小さなお子さんがいるご家庭ではお子さんの手の届かない所に置かなければなりません。また加湿器が転倒したときも危険なので安全面でのデメリットがあります。

消費電力が大きい

スチーム式は水を沸騰させるために大きなエネルギーを要しますので消費電力がほかの加湿器と比べると大きくなってしまうのがデメリットです。電気代が気になる人には不向きな加湿器かもしれません。

気化式のアロマ加湿器

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参考URL:amazon

気化式のアロマ加湿器はフィルターに水を吸い込ませそこに風を当てることで蒸気を発生させるタイプの加湿器で、スチーム式のように熱くならずに使うことが出来るという特徴があります。より安全に加湿器を使いたい人にオススメのタイプです。

水にアロマオイルを垂らして使うタイプの加湿器です。気化式なので拡散力はあまり期待出来ません。

気化式のメリット

熱くならないので安全

気化式のメリットは蒸気や吹き出し口が熱くならないので小さなお子さんがいる家庭でも安心して使うことが出来るのがメリットですね。デザイン的におしゃれなアロマ加湿器はインテリアとしても使いたいので子供がいても気兼ねなく置けるタイプです。

電気代が安い

スチーム式と比べると電気代が安いというのもメリットの一つです。出来るだけ安く使いたい人にオススメです。

気化式のデメリット

加湿するのに時間がかかる

気化式加湿器はフィルターに水を染み込ませたものに風を当てて加湿するためスチーム式と比較すると加湿するのに時間が掛かります。そのため素早く室内を加湿したい人には不向きかもしれません。

フィルター交換が面倒

気化式のデメリットとして定期的にフィルターの交換をしなくてはならないというデメリットがあります。スチーム式は水を入れるだけなので面倒なフィルターの交換や手入れをしなくても使うことが出来ます。フィルターの交換はしたくないという人には不向きでしょう。

排気が冷たい

気化式の加湿器はスチーム式のように熱が発生しないため排気が冷たくなるため加湿が必要な季節、特に冬は排気で部屋が寒くなる可能性があります。

部屋が寒くなるのが嫌という人には不向きかもしれません。

超音波式のアロマ加湿器

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参考URL:amazon

超音波式の加湿器は超音波の力を利用してスチームを作り出すタイプの加湿器です。またアロマオイルを使えるタイプが最も多いのも超音波式です。

超音波式はアロマが使えるタイプが多いのと、おしゃれなデザインのものが多いという特徴があります。

超音波式のメリット

デザインが豊富

超音波式の加湿器はたくさん種類があって豊富なデザインが魅力的な加湿器です。インテリアとして使ってもおしゃれに使えるものが多いです。先ほどもご紹介しましたがアロマオイルが使えるのも超音波式が一番多いのもこのタイプです。

熱くならない

超音波式も熱を使わないタイプなので吹き出し口が熱くなりません。小さなお子さんがいて尚且つオシャレに使いたい人にオススメです。

超音波式のデメリット

メンテナンスしないと危険

超音波式の最大のデメリットは定期的にメンテナンスをしないと雑菌が繁殖してしまうので使い続けると健康に悪影響を与える可能性があるという点です。

超音波で作られるスチームは水の殺菌に使われる塩素を飛ばしてしまうため殺菌効果が消えてしまうため、水を変えずに使い続けたり容器が不衛生な状態で使い続けると「加湿器病」と呼ばれる病気になってしまう可能性があります。

そのため超音波加湿器を使うときは使用上の注意をよく読んで必ず指示に従って使用してください。

水の粒が大きいため床が濡れやすい

超音波で作られたスチームは一つ一つの粒が大きいため床が濡れやすいです。スチーム式は水蒸気となって空気中に消えてしまいますが超音波は水を霧状にしているだけなのでどうしても濡れやすいです。霧吹きをイメージして頂けるとわかりやすいかと思います。そのため床が塗れたり、電化製品近くで使うと故障の原因となってしまうので注意が必要です。

ハイブリッド式のアロマ加湿器

Hybrid 参考URL:amazon

ハイブリッド式の加湿器はスチーム式と気化式の良いところを合わせた加湿器です。スチーム式、気化式の悪いところを抑えて長所を残したタイプの加湿器なので加湿器選びに迷っている人には無難でタイプでしょう。

ただ、よくも悪くも中途半端だと感じることが多いのもこのタイプですね。

ハイブリッド式のメリット

熱くならずに加湿効果が高い

ハイブリッド式はスチーム式のデメリットである熱さを抑えながら、気化式よりも強力に部屋を加湿することが出来ます。両者のメリットを残したタイプの加湿器です。

ハイブリッド式のデメリット

フィルター交換が面倒

ハイブリッド式は気化式同様フィルター交換しなくてはならない点がデメリットでしょう。メンテナンスが面倒という方、極力手を掛けずに使いたいという方はスチーム式をオススメします。

アロマ加湿器の選び方・使うときの注意点

加湿器はここまでご紹介したように大きくわけて4種類あります。それぞれ特徴が異なるためあなたの生活環境や使い方に合わせて選びましょう。加湿器の特徴だけじゃなく、アロマ加湿器を選ぶときはいくつか注意点がありますのでご紹介しますね。

加湿する部屋の大きさに対応しているか?

加湿器選びで最も重要なのは加湿部屋の広さに対応している商品を選ぶことです。どれだけ高性能な加湿器を購入しても出力不足の加湿器では効果がありません。

加湿器には「適応床面積」という室温20℃で60%の湿度を保つことが出来る目安の広さがそれぞれ設定されています。最近は天井が高いタイプのお部屋が多いため適応床面積の1.5倍くらいを目安に購入するとまず失敗しないです。

aroma

貯水タンク・連続稼働時間もポイント

加湿器を選ぶときは貯水タンクの大きさと連続稼働時間も重要です。大きな部屋で使う加湿器は貯水タンクも大きくなくてはなりません。でも、女性の場合大き過ぎるタンクは交換するのが大変だったり小さ過ぎると何度も交換しなくてはならないため手間が掛かります。

連続稼働時間もしっかり確認しましょう。短すぎると十分に加湿できない場合がありますので注意してくださいね。

手入れの手間も考えよう

4種類の加湿器はそれぞれメンテナンス方法が異なるため使う加湿器によって掛かる手間が異なります。スチーム式は1年に数回、カルキ洗浄だけで良いですが気化式だと定期的にフィルター交換をしたりクエン酸洗浄しなくてはなりません。また、超音波式は水を毎日取り替えてこまめに掃除しなくてはならないため一番手間が掛かります。

見た目や性能で選ぶのも大切ですが、メンテナンスに掛かる手間も考慮して選ぶようにしましょう。

アロマオイルの使い方に注意

アロマ加湿器はアロマオイルの取扱いにも注意が必要です。そのまま水に混ぜて使うタイプや専用のトレーに入れて使うタイプなど様々です。必ず取り扱い説明書に記載された通りに使用してください。間違った使い方をすると故障の原因となりますよ!

ミネラルウォーターはNG

加湿器に入れる水にミネラルウォーターはNGです。ミネラルウォーターは殺菌処理されていない水もあって殺菌されていない水を加湿器に入れると雑菌が繁殖しやすいため体に悪影響を与えてしまいます。加湿器に使う水は水道水を使用してくださいね。

アロマ加湿器とアロマディフューザとの違い

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参考URL:無印良品

アロマ加湿器はあくまで加湿が目的

アロマディフューザーはあくまで「アロマテラピーを楽しむもの」という位置づけです。一昔前までは「アロマポット」というアロマオイルを加熱してアロマテラピーを楽しむものが主流でしたが現在は火を使わずにアロマオイル本来の香りを楽しむことが出来るアロマディフューザーが一般的となっています。

アロマディフューザーも加湿器と同じように蒸気が発生するため加湿効果がないわけではありません。ですが、アロマディフューザーはあくまで香りを拡散することを目的としているため加湿効果が低いです。

また加湿器は加湿したい部屋の大きさに合わせたサイズを選ぶことで満遍なく加湿出来ますがアロマディフューザーで加湿出来る範囲は限られています。

まずはしっかりと部屋を加湿することを目的としている方は加湿器を選ぶことです。その中でアロマオイルを使うことが出来るものを選ぶようにしましょう。

夏はアロマディフューザーがオススメ

一年を通してアロマテラピーを楽しみたい人にはアロマディフューザーがオススメです。夏に加湿器を使うと湿度が高すぎるためオススメ出来ません。

夏は湿度を出来る限り上げずにアロマテラピーを楽しみたいのでそういう方はアロマディフューザーを使うことをオススメします。

まとめ

加湿器は大きくわけて4つに分類することが出来て、それぞれ特徴が異なります。生活環境やあなたが求める性能に合わせて選ぶことが大切です。

アロマオイルを使うときはそれぞれの商品によって使い方が異なるため必ず取り扱い説明書に記載された通りに使用してくださいね。

適応床面積やメンテナンスに掛かる手間も選ぶときに重要なポイントです。今日ご紹介したアロマ加湿器の使い方と注意点を参考にしていただき、あなたにぴったりのアロマ加湿器選びにお役立てくださいね。