部屋の中の湿度を維持して乾燥肌対策や風邪、インフルエンザなどの病気予防をしたい!加湿器が欲しいんだけどいろんな種類があって迷ってしまう。なにかオススメの加湿器ってある?
とお考えではございませんか?加湿器は機能性を重視したものや見た目が可愛くインテリアとしても役立つような加湿器まで幅広くあるため迷ってしまいますよね。
今日は加湿器選びに迷っている人のための加湿器の選び方についてご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
加湿器は大きく分けて4種類あります
加湿器選びを迷ってしまうのはデザインも豊富というのもありますが、何より様々な機能があってどの種類が自分の使い方に合っているのかが分からなくなってしまうからではないでしょうか?
加湿器の機能は大きく分けると4種類に分類することが出来ます。まずは4種類の機能面毎にご紹介していきます。それぞれのメリットとデメリット、オススメの加湿器をご紹介しますので加湿器選びにお役立てください。
加湿器の選び方〜スチーム式加湿器
スチーム加湿器とは加湿器本体に水を入れ、それを沸騰させることでスチームを発生させて室内の湿度をキープするタイプの加湿器です。
スチーム式のメリット
加湿力・即効性ならNo.1!
スチーム式の最大のメリットは4種類の加湿器の中で最も加湿力に優れていて、即効性もあるため短時間で加湿出来るという点です。室内でガンガン暖房を付ける方やとにかく肌が乾燥するという方にオススメの加湿器です。
水を沸騰させるため衛生的
スチーム式は水を沸騰させることでスチームを発生させるため衛生的に使うことが出来ます。他の種類の加湿器の中には熱を加えずにスチームを出すタイプのものあるため、加湿器をこまめに手入れする必要があるタイプもありますよ。衛生的に使いたい方にオススメの加湿器です。
スチーム式のデメリット
水を沸騰させるため熱い
スチーム式は水を沸騰させるため蒸気や吹き出し部分が熱いです。一人暮らしの人などは特に気にならないかもしれませんが、小さいお子様がいる家庭だとイタズラされると危険なため置く場所などの注意する必要があります。
消費電力が大きい
スチーム式のデメリットとして消費電力が大きくなるためコストが掛かります。水をお湯にするためには他の種類の加湿器と比べると大きなエネルギーを要します。加湿器をエコに使いたいという方にはオススメ出来ないですね。
加湿し過ぎに要注意
スチーム式は加湿力に優れていて即効性もあるため油断すると加湿のし過ぎで室内の湿度が高くなり過ぎてしまう場合があります。多湿状態はカビの原因となってしまうので使用する際は注意してくださいね。
スチーム式オススメ加湿器
1.三菱重工 roomist スチームファン蒸発式加湿器
スチーム加湿器が欲しい方にオススメなのが三菱重工のroomistです。この加湿器がオススメな理由は「蒸気が熱くない」、「1分後には加湿は始まる」の2点です。
一般的なスチーム加湿器は水を沸騰させるため蒸気が熱いのですがroomistは水を一気に温めるのではなく少量ずつ温めるためわずか1分という速さで蒸気が出てくきます。出てくる蒸気も熱くないので小さなお子さんがいる家庭でも安心して使うことが出来るスチーム式の加湿器ですよ。
2.山善 スチーム式加湿器
山善のスチーム式加湿器がオススメの理由は「本体価格が安い」からです。余計な機能は一切気にせずとにかく部屋の加湿したい人はまずこのようなシンプルな加湿器から始めてみましょう。口コミでの評価も高いため加湿のみに重点を置いた安く購入出来る加湿器です。
加湿器の選び方〜気化式
気化式の加湿器はフィルターに水を吸収させたところに風を送り込むことで加湿するタイプの加湿器です。熱を発さないため加湿コストが掛からず、安全に使うことが出来るのが特徴の加湿器です。
気化式のメリット
加湿コストが安い
気化式のメリットとして電気代のコストが少なく加湿出来る点です。スチーム式は水をお湯にするため大きなエネルギーを必要としましたが気化式はフィルターに風を送るだけなので省エネで加湿出来ますよ。電気代が気になる人にオススメの加湿器です。
熱くならないので安全
気化式のメリットとして蒸気も吹き出し口も熱くならないというのがあります。小さなお子さんがいらっしゃる家庭でも安心して使うことが出来ますね
気化式のデメリット
フィルター交換が必要なので面倒
フィルターに水を吸い込ませて使う気化式は使用しているとフィルターは当然汚れてきます。定期的にフィルター交換をしなければならないというデメリットがありますよ。面倒くさがり屋さんには不向きかもしれません。
排気が冷たいため室温が下がる可能性
気化式は熱くならない反面、排気も冷たいため室温が下がってしまうかもしれません。暖房を使わずに加湿だけしようとした場合、室温が下がって逆に寒く感じてしまう可能性があります。
加湿に時間が掛かる
気化式はフィルターに水を染み込ませ風を送ってじっくり加湿するため、加湿に時間が掛かってしまいます。それぞれの商品や部屋の広さによっても異なりますが1〜2時間程度掛かってしまう可能性があります。
気化式オススメ加湿器
3.パナソニック FE-KXL05-W
パナソニックのナノイー搭載気化式加湿器がオススメな理由は「10年間フィルター交換不要」という点です。気化式加湿器のデメリットはフィルターの交換が面倒だという点ですが10年間も交換不要なら楽に使うことが出来ますよね。
また一般的な気化式加湿器と比べると加湿力がかなり高い点もオススメの理由です。熱くないのでこちらも小さなお子さんがいる家庭でも安心して使うことが出来そうですね。
4.バルミューダ 気化式加湿器 Rain
バルミューダのrainは加湿器とは思えない丸くて可愛いフォルムがインテリアとしてもおしゃれに使えるのがオススメの点ですね。可愛さも然ることながら、空気を取り入れたときに空気中のホコリや細菌を除菌して空気をキレイにしてくれるのも嬉しいメリットです。
可愛くおしゃれに加湿器を使いたい方にオススメの加湿器です。
加湿器の選び方〜超音波式
超音波式の加湿器は超音波の力を利用して水をそのままスチームにすることで加湿するタイプの加湿器です。おしゃれなデザインが多く、アロマオイルを入れることが出来るタイプのものが多いので女性に人気の加湿器です。
超音波式のメリット
デザイン性に優れた商品が多い
超音波式の加湿器の特徴として超音波という目には見えない力を利用するためデザイン的に制限される部分が少なく、おしゃれなデザインの加湿器が多いです。加湿器もインテリアとしておしゃれに使いたいという人にオススメの加湿器です。
手頃の価格と省エネ
超音波式の加湿器は商品にもよりますが、比較的お手頃な値段で加湿器を購入出来て消費電力も少ないためコストが掛からないというメリットがあります。低予算で室内を加湿することが出来る加湿器です。
熱くならないので安心
超音波式も気化式同様、熱くならないため安全に使うことが出来ますよ。小さなお子さんがいる家庭でも安心ですね。
アロマオイル対応の商品が多い
超音波式の加湿器はアロマオイルを入れて加湿出来るタイプの商品が多いため、加湿しながら香りを楽しむことが出来る加湿器です。おしゃれなデザインの加湿器で香りも一緒にインテリアとして活用することが出来ますね。
超音波式のデメリット
手入れしないと危険!
超音波式の加湿器はしっかりと手入れしないとカビや雑菌が繁殖してしまい、菌が含まれたスチームを部屋中に撒き散らしてしまうため注意が必要です。超音波によって作られたスチームは水道水を殺菌するための塩素が飛んでしまうため殺菌効果を失ってしまいます。
水を継ぎ足し継ぎ足し使うことが出来てしまうため定期的な掃除や水の取り換えを怠ると「加湿器病」という風邪に似た症状の病気を患ってしまう可能性があるので超音波式加湿器を使用する際は商品に記載されている使用上の注意点に必ず従って使用してください。
粒の大きいスチームなので結露に注意
超音波式の加湿器から出るスチームは粒が大きいため、部屋が結露しやすいというデメリットがあります。窓の周辺や通気が悪い箇所を加湿すると部屋が結露してしまうかもしれないので注意が必要です。
超音波式オススメ加湿器
5.カドー 超音波式加湿器
カドーの超音波加湿器がオススメな理由は「菌が発生しにくい」、「超音波式なのに加湿力に優れている」という2点です。超音波加湿器の一番のネックは手入れを怠ると菌が発生してしまい健康に悪影響を与えてしまう可能性がありますがこの加湿器は菌が発生しにくくなっているので安心して使うことが出来ます。
加湿力も優秀でスチーム加湿器に引けを取らない加湿力。デザインもおしゃれでインテリア的にもおしゃれに活用出来そうです。
6.ダイソン ハイジェニック ミスト 加湿器
掃除機でお馴染みのダイソンが作った斬新なデザインの加湿器です。こちらも超音波式の加湿器ですがダイソン独自の技術により水に含まれている菌を99.9%除菌してくれるためこちらも衛生的に使える加湿器です。
また加湿器だけじゃなく扇風機として、サーキュレーターとしても使えるので一年を通して使うことが出来る便利な一台になりますよ。
加湿器の選び方〜ハイブリッド式
ハイブリッド式の加湿器は「スチーム式」と「気化式」のいいとこ取りをしたタイプの加湿器を想像していただくとわかりやすいかと思います。スチーム式の加湿力がありながら、あまり熱くならない加湿器です。
ハイブリッド式のメリット
スチーム式のような即効性がありながら熱くならない
気化式の加湿器は熱くならずに加湿する反面、加湿力が弱いというデメリットがありましたがハイブリッド式はスチーム式の加湿力や即効性がありながらあまり熱くならないので安全に使うことが出来ます。加湿力に優れたものを安全に使いたいという人にオススメの加湿器です。
スチーム式より電気代が安い
スチーム式のような加湿力と即効性がありながら、スチーム式よりも電気代が安く済むのもメリットの一つです。安くしっかりと加湿したい人にはオススメですね。
ハイブリッド式のデメリット
フィルター交換が面倒
ハイブリッド式の加湿器も気化式同様にフィルターを使用するため定期的にフィルター交換や定期的なメンテナンスが必要となります。とにかく手間を掛けたくないという人はスチーム式の加湿器のほうが良いかもしれません。
本体価格が高め
ハイブリッド式は電気代が安く加湿力や即効性がある反面、本体価格が高いため購入するときに躊躇してしまうかもしれません。初期費用を抑えたい人には不向きでしょう。
良くも悪くも中途半端かも
ハイブリッド式の加湿器はスチーム式と気化式のいいとこ取りの加湿器ではありますが、安価なハイブリッド式の加湿器だと性能的に中途半端になってしまう可能性があります。今日ここまでご紹介してきた加湿器の中で特に必要としている機能がある方は、あえてハイブリッド式は選ばないという方法もアリですね。
ハイブリッド式オススメ加湿器
7.ダイニチ ハイブリッド式加湿器 HDシリーズ
ダイニチのハイブリッド加湿器がオススメな理由は「音が静か」、「省エネ」の2点です。ハイブリッド式の加湿器の中には使用中の音がうるさく感じるものも多く、睡眠中に付けていると気になってしまう場合がありますがこちらの加湿器はとっても静かなので寝ている間やオフィスでも気にせず使うことが出来ますよ。
また消費する電気は最も少ないと言われている超音波と同等クラス。デジタル表示で現在の湿度を表示してくれるので湿度管理も簡単に出来ますよ。
8.シャープ 加湿器 プラズマクラスター搭載 ハイブリッド式
シャープのナノイー搭載加湿器は特に女性にオススメの加湿器です。ナノイーイオンが肌の水分量をアップさせて潤いをキープすることが出来ますよ。加湿器を美容目的で活用したい人にオススメの加湿器です。
加湿器の選び方〜加湿空気清浄機
最近主流なのは加湿空気清浄機でしょう。加湿空気清浄機は加湿機能がある空気清浄機です。チリやホコリ、花粉や菌などを空気をキレイにしながら加湿することも出来ます。空気清浄機に加湿機能がプラスされているイメージですね。
加湿空気清浄機のメリット
空気をキレイしながら加湿も出来る
空気清浄機としての機能を使いながら必要なときに加湿することが出来ます。メインはあくまで空気清浄機として部屋の空気をキレイにして風邪の予防やアレルギー予防に効果的です。
2台置くより省スペース
加湿器と空気清浄機の両方を部屋に置くとスペースが取られてしまうため1台で2台分の働きをする加湿空気清浄機は省スペースで使うことが出来ますね。一人暮らしの狭い部屋で両方使いたい場合にオススメです。
加湿空気清浄機のデメリット
購入価格が高い
加湿空気清浄機は商品自体が非常に高額なので加湿だけが目的の人には不向きです。空気清浄機が欲しい人でついでに加湿も出来たほうが良いという方向けですね。
加湿には時間が掛かる
加湿空気清浄機はあくまで空気清浄機としての機能がメインで加湿機能はおまけ程度に考えたほうが良いでしょう。しっかり加湿したい人は加湿器を購入したほうが良いです。
加湿器を使うときのポイント
加湿器は部屋の広さ×1.5倍がオススメ
加湿器には「適応床面積」というのがあって、室温20℃で60%の湿度を保つことが出来る目安の広さがそれぞれ設定されています。
最近のお部屋は昔とくらべて天井が高い場合も多いため、部屋の1.5倍程度の大きさでも適応出来る加湿器を選ぶことをオススメします。例えば使用する部屋の大きさが10畳の場合、15畳の部屋でもOKの加湿器を選んでみましょう。
貯水タンクの大きさも選ぶポイント
加湿器の貯水タンクの大きさも選ぶポイントの一つです。大きいタンクは長時間加湿することが出来ますがタンクが大きいと水を補充するときに重くて大変です。
特に女性の場合は重すぎると交換に一苦労となってしまいますので自分で気軽に交換出来るタンクを選ぶことをオススメします。
ミネラルウォーターはNG!
加湿器をより清潔に使おうとして水道水ではなくミネラルウォーターを使うのはやめてください。
ミネラルウォーターの中には塩素殺菌されていないものがあってそれを加湿器に使うと雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。特に超音波式の加湿器はダメですよ。
加湿器の水は必ず水道水を使用しましょう。
エアコンの真下が加湿器を置くのに適してる
部屋を効率よく加湿するために最も適した場所が「エアコンの真下」です。
まず、加湿器にエアコンの風が直接当たると誤作動を起こしてしまう可能性があるため風が当たらない場所に置く必要があります。テレビなどの電化製品や窓の近くに置くのもNGです。電化製品は水に弱いため壊れてしまう可能性がありますし、窓は結露の原因となってしまいます。
エアコンの真下は風が直接当たらないし、加湿器の蒸気がエアコンの風に乗って部屋を効率よく加湿することが出来ますよ。
まとめ
加湿器は大きくわけて4種類あってそれぞれメリット・デメリットや特徴が異なります。オススメの加湿器は一般的な加湿器と比較するとデメリットが解消されて使いやすくなっているという点で優れている加湿器です。
加湿器を選ぶときのポイントとして加湿のみに重点を置くのか、安全に使いたいのか、おしゃれに使いたいのかは人それぞれです。
今日ご紹介した特徴を参考にしていただきあなたにぴったりな加湿器選びにお役立てくださいね。