末端冷え性に昔から悩まされていて改善するために色々と工夫をしたけれど、なかなか改善されなくてどうすれば良いのか分からないとお悩みではないでしょうか?もしくは、末端冷え性の症状を改善させるためにはどうすれば良いのだろうか?と思って調べているのではないでしょうか?末端冷え性は生活習慣を改善したり、ちょっとした工夫をすることで解消を目指すことができます。今回は末端冷え性の原因や症状を改善させるための方法をご紹介します。
末端冷え性の症状をチェックしよう
末端冷え性を改善させるための方法を知る前に、まずは自分が末端冷え性なのかどうかを知ることが大切です。下記のような症状が出ているかどうかをチェックしましょう。
- 手先が常に冷えている
- 足先が常に冷えている
- 爪の色が悪かったり、爪が折れやすいと感じる
- 寝付きが悪い
- 熟睡できない日が多い
- 体温が以前よりも下がっている
全てではなくても当てはまる項目があれば末端冷え性の可能性が高いと言えるでしょう。特に手先や足先が冷えやすいと感じる方は高い確率で末端冷え性だと考えるようにしましょう。
末端冷え性の原因
そもそも何故末端冷え性になってしまうのか?末端冷え性になってしまう原因を知りましょう。末端冷え性の原因は人によって異なるため、一概には言えないのですが大きく分けると下記のように分けられます。
- 血液の循環が悪い
- 筋肉量が少ない
- 自律神経に異常が出ている
末端冷え性の原因は上記以外にもあるのですが、代表的な例をご紹介しています。一つずつ説明をしていきますね。
血液の循環が悪い
血液の循環が悪いと末端冷え性になってしまう可能性が高くなります。実は、末端冷え性の原因として1番多いのがこちらの原因です。血液がドロドロしていると血液の流れが悪くなってしまいます。血液は人が生きるために必要な栄養素を体中に届けてくれる非常に重要な役割を担っています。血液の流れが悪くなってしまうと、スムーズに体中に血液を届けることができなくなります。そうすると、手先や足先よりも重要な内臓を優先して血液が運ばれて行くようになるため手先や足先が冷えていくようになってしまいます。
筋肉量が少ない
一般的に冷え性は男性よりも女性の方が多い印象があるでしょう。それは、筋肉量が男性より女性の方が筋肉量が少ないからです。血液を含めた体液は体の筋肉の動きによって全身に行き届くようになっています。しかし、この筋肉量が少ないと筋肉を全身に行き渡らせるポンプ機能が低下してしまうため、全身に血液が行き届かなくなってしまいます。結果として、末端である足先や手先まで血液循環がされなくなり冷え性となってしまいます。
自律神経に異常が出ている
自律神経に異常が出ている場合も冷え性の症状が出てしまうことがあります。ストレスや生活習慣によって自律神経が乱れてしまうと、外気温と体温の調節がうまくできないことが起こってしまいます。外は寒いのに汗が異常に出たり気温は高いのに寒いと感じたり、、というような自覚がある方は自律神経が乱れているかもしれません。自律神経が乱れると手先や足先に冷え性が出ることがあります。
末端冷え性って放っておいても大丈夫?
末端冷え性は手先や足先が冷えるだけですので、大したことではないと考えている方も多いと思います。しかし、実は末端冷え性は放っておくと体に様々な害を与えてしまいます。代表的な例をご紹介します。
風邪をひきやすくなる
風邪はウィルスが体内に侵入してきて発症をします。しかし、健康な方であれば免疫力が高いので年に何度も風邪を引くことはあります。末端冷え性になると体温も下がる傾向があります。体温が下がると免疫力が弱くなってしまうので、ウィルスの侵入を許した後に風邪の症状が発症しやすくなってしまうのです。風邪をひきやすかったり、体調が悪くなりやすい方は末端冷え性が原因の可能性があります。
内臓の機能が低下することがある
先ほどご説明をした通り末端冷え性になる方の多くが血液循環が悪いことが原因で起こります。手先や足先よりも内臓に優先的に血液を送ろうとするからです。しかし、末端冷え性を放っておくと血液循環がどんどんと悪くなってしまい内臓にもしっかりと血液が遅れないような状態になってしまいます。そうなると、内臓は老化をしてしまい機能が低下する可能性があります。最悪の場合は、肝硬変などの病気になる可能性もあるんです。
太りやすくなる
末端冷え性の症状が出ているときは体温も低く、筋肉量も低いことが多いので代謝が悪くなっていることが多いです。代謝が悪くなってしまうと、どれだけ運動をしてもなかなか痩せることができなくなり、逆にそんなに食べていないのに太りやすくなってしまうという体になることがあります。
末端冷え性を改善するための方法
末端冷え性は放っておいてはいけないということはご理解頂けたかと思います。それでは、ここからは末端冷え性を改善するための方法をご紹介します。
毎日ちょっとした体操をする
手足のちょっとした運動をするだけでも末端冷え性には効果があります。手足をぶらぶらしたり、グーとパーを繰り返したりするだけでも血流の流れが良くなりますので毎日定期的に行うようにしましょう。
食べ物に気を配る
体を温める効果がある食べ物を積極的に摂るようにしましょう。血行を促進してくれる食べ物と体を冷やしてしまう食べ物の代表例は下記になります。
血行を促進してくれる食べ物
にんじん、ごぼう、レンコンなどの根菜類など
体を冷やしてしまう食べ物
トマト、バナナ、キュウリ、コーヒーなど
上記のように血行を促進してくれる食べ物を積極的に食べるようにして、逆に体を冷やしてしまう食べ物は食べ過ぎないように注意をしましょう。特に仕事中にコーヒーを飲む習慣のある方はココアに変えることをオススメします。ココアには血管を広げてくれる栄養素が入っているので、血液の循環を良くすることが期待できます。なお、冷たい飲み物はできるだけ避けるようにしましょう。冷たいお水は体の中を冷やしてしまいますので、できるだけ温かい飲み物を体の中に入れることを意識して下さい。
日常的に運動をする
日常的に運動をすることも末端冷え性を改善するためには大切なことです。運動不足は血行の悪化を招いてしまいます。血行を良くするためにも日常的に運動をすることを心がけましょう。なお、運動不足は筋肉量の低下の原因にもなってしまいます。体全体に血液を循環させるためにもランニングやジョギングをしたり、一駅分多く歩いたりするなど今までよりも運動を行うようにしましょう。エレベーターやエスカレーターでの移動を階段に変えるだけでも効果は得られますよ。
体を締め付ける洋服や下着は避ける
体を締め付けてしまう下着や洋服も末端冷え性にとっては非常に良くありません。体が締め付けられてしまうことで血行の流れが悪くなってしまい血液がしっかりと循環できなくなってしまいます。靴下なども締め付けられるタイプのものを履いている方は、サイズが合っているものを選ぶように心がけて下さい。
正しい生活習慣を行って自律神経を整える
先ほどご説明したように、末端冷え性は自律神経の乱れによっても引き起こされます。正しい生活習慣を送ることで自律神経を整えるようにしましょう。夜は夜更かしなどはしないようにし、ベッドの中に入ってもスマホなどいじらないでしっかりと睡眠時間を確保するようにしましょう。高い質の睡眠を取るためにも寝具が自分の体に合ったものを選ぶようにするなど工夫をしましょう。
最後に
今回は末端冷え性の症状と原因、解消法についてご紹介を致しました。末端冷え性は放っておくと体に様々な害を与えてしまうことになります。1日も早く末端冷え性を改善するためにも、今回ご紹介した方法を実践して頂いて末端冷え性に悩まない体を手に入れて下さいね。